手相の簡単な歴史

手相総論

ちょっと手を開いてみてください。
手の内を見せる・・・なんて言いますが、まんざら嘘でもないですよ。
『ただの皺じゃないか!』
と仰る方もいらっしゃるのはそれはそれで良いと思います。

ただ、生まれたての赤ちゃんからあるこの手の皺。
人が誕生してからおそらくずっと引き継がれてきたわけで、滑り止めにしては個性が豊かで、ただの握り癖にしては妙な模様になってたりします。

これを見て、古来から『これは何かある』と思った人は少なくないわけです。

有名どころを紹介すると。

「手に刻まれた線は、生命力の長さと健康を示している。手の線は、個性によってはぐくまれたものであり、意味がある」

そう語ったのは古代ギリシアの哲学者であり『万学の祖』とも言われるアリストテレスさん(紀元前384年~前322年)。
パームリーディング・手相鑑定・手相術といわれるものは、アリストテレスが生まれるよりはるか前、約4000年以上も前のインド北部地方で誕生した『ハストリカ』という学問が、その起源とされています。

4000年にもわたって、人はその手の中になんとか自分の才能や運命を見出そうと研究を重ねてきたわけです。
その願いにも似た思い、なんといいますか、こういじらしいじゃないですか?
私はそう感じます。

そしてこれは手相術だけではなく、ホロスコープを読み解く占星術、四柱推命、タロット・・・etc

多くの占いはそうした願いが発展させ確立させてきたものでもあるわけです。
ただ、どの占いであっても、また他の業種でもそうですが、それを扱うほうの力量はかなり個人に負うところが大きかったりするわけですから、まぁ心無い言葉や、思い込みでクライアントさんにアドバイスどころか、傷つけるようなこともあるわけで。

それで「占いなんてインチキだ、あんなの資格がないし、口がうまければ誰でもなれるじゃん。」なんて仰る方も出てきたら、それもまたごもっともと謝るしかないわけですけど。

それでも、多くの占い師さんは、誰かの悩みに応えたいと、日々研鑽しているのも本当なんです。

なので、少しでも多くの方が、手相だけでなく、占いの良さ?
面白さ?
そうしたものを感じてもらえるようにと願って、チマチマと記事を書いていきたいなと思っているわけです。

タイトルとURLをコピーしました