最初にすることは『光』を探すこと。タロットリーディングでは。

タロット総論

カードは自らの潜在意識・無意識と交信する道具です
と語ったのは井上教子氏ですが、まぁ、ほんとそのとおりだと思います。

なのでね、タロットリーディングでまず私がすることは、『光』を探すことです。
どんなに深い悩みであっても、困難であっても。
どこかに『光』は宿ってるものだと思います。

なぜって、それはやはりカードは
自らの潜在意識・無意識と交信する道具だからですね。

『光』を求めるからこそカードに答えを求めてわざわざ門戸をたたくわけで。
どこかに『光』があることを知ってるからともいえるでしょう。

その『光』をキャッチし、そこにたどり着く道しるべや、ヒントを読み解くのが占い師のお仕事かと。
そのためには、カードが持つ事象や可能性を学んでおくのも大事なスキルですね。

冒頭に紹介した井上教子氏著の「タロット解釈実践事典」とかはそういう意味ではおすすめです。

また、同時にカード選びも結構大切になってきます。
図柄の好みももちろん大切ですね。
そして図柄の意味する要素も私はかなり大事かと思うわけです。

たとえば、私が実際の鑑定の場で多く使用しているのはウェイト・スミス版と呼ばれるものです。
B型のコレクター癖もあるので、いろんなカードは保有してても、実占となるとこのカードか、もしくは同系列の流れをもつカードです。

ウェイト・スミス版タロットカード

このウェイト・スミス版の絵を実際に描いたのがパメラ・コールマン・スミス。

パメラ・コールマン・スミス

パメラ・C・スミス


そしてタロットの絵の監修・監督したのがアーサー・E・ウェイト。
アーサー・エドワード・ウェイト

アーサー・E・ウェイト


アーサー・E・ウェイトはイギリスの魔術結社GOLDEN DAWN(黄金の夜明け団)のメンバーで、
このウェイト版は「生命の樹」の謎を解く鍵として編み出されたものなんですね。
生命の樹

生命の樹

アレフ (ケテル → コクマー)愚者
ベート (ケテル → ビナー)魔術師
ギーメル (ケテル → ティファレト)女教皇
ダレット (コクマー → ビナー)女帝
ヘー (コクマー → ティファレト)皇帝
ヴァヴ (コクマー → ケセド)教皇・・・・といった感じ。

カバラの智恵を緻密に絵として具現化したものとも言えるこのカードは、
いたるところに緻密な計算が施され、意図してメッセージを私たちに与えるように描かれてるんです。

なのでこうした意図を明確にした絵図のほうが、光の道へのストーリーを組み立てやすかったりするんです。
まぁそういう理由です。
必要と思えばアドバイスカードとしてオラクルカードも使用します、大事なのはより的確なメッセージとアドバイスを相談者の方に渡すためですから。
よく使う道具ですから、占い師本人が使いやすいのがその人にとってよい道具といえると思います。

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