手のシワって、わりと歳をとると増えていきます。
でも、歳のせいだけでなく、だいたい同じ年頃であっても、一見して細かい線がやたらと多い人、反対にいくつかのしっかりした太い線だけですっきりした感じの人もいるものです。
あくまで相対的な尺度の判断になっちゃうので、自分はどうなんだろうと悩む人もいるかと思います。
占い師だって何人も観てきた中での尺度があるからこそ、わかることでもあるのですが、このシワシワ度合いなんてのはその代表です。
なんとなくですよ、なんとなーく自分がどっちよりなのかって感じでつかめばよいのです。
私が思うに、この細かいシワはその人の思考の様子じゃないかなぁ・・・と。
カントの『人の手は外部に出た脳髄である』を印籠にするわけじゃあないですが、一理はあるんじゃないかと思うんですよ。
いざ何かを考えるときにはもちろん、普段無自覚にすごしている時でも、シワの多い人はそれこそ
・現実におきたことも、まだ起こっていないことも
・自分の立場も、相手の立場も
・さらには世間の人の目も
・経済面からも
・倫理面や道徳面からも
まぁとにかくいろんな面をほぼ同時に気にしながら思考しちゃってるっていう、そんな複雑な性質をもってるんじゃないかと。
心配性や繊細ともいえるし、問題意識が高いともいえる。あれこれ想像たくましいともいえます。
良い悪いではなく、そういう性質を持ってるってことです。
シワの少ない人はというと、
・シンプルに判断
・直感的に物事を判断
・合理的に判断
・これと決めたら一直線
・自然体が一番
という感じですか。
そんな性質をもっているということです。
もっかい書きますが、どっちがいいとか悪いとかではないのです。
そういう性質、傾向ってことです。
あくまで相対的なものなので、そっと相手の手と見比べて、自分のシワの様子とどう違うかっていうのがわかれば、自分に比べてその人が
複雑系思考
なのか、
シンプル系思考
なのかとかわかる。
すると、ちょっと相手に対する歩み寄る幅が増えるんじゃないかと思ったりします。
結構実用的なのです。