手の中のあに世とこの世がある

手相総論

昨日書いた「指の受信機騒動」から調子にのって、もう1つベクトルを加えると自分の手のひらからのメッセージがさらに厚みを持ちます。
おさらいとして、指がどんなエネルギーを受け取ってるのかということを勝手に図示したものを再掲。
手相術において各指が受け取るパワーを具体的に図示
横のラインのパワーに、さらに縦のラインのパワーの流れを書き加えました。
手相術での手のひらのパワー分布の考え方の図示
縦は指先が物質世界、手首側が精神世界のパワー。
別の見方をすると指先がこの世、手首側があの世(黄泉の国)のパワーをもってる感じです。
手首のあたりは『冥府の地』とズバリ呼ぶ流派もあるぐらいですから、そんな的外れな考えでもないと思います。

女性であれば手首に出ている線の状態で、子宮の状態、特に子宝に恵まれるか否かを判ずる手法もあるので、ここは黄泉の国にも通じてるという考えからじゃないでしょうか。

ちょっとこれに絡んで、おそらく誰しも一度は聞いたことがあると思う手相界のメジャー線、『生命線』と『運命線』について。
それぞれはだいたいこんな位置関係です。
手相・生命線と運命線の向かう方向と位置関係を図示

運命線と呼ばれているのは中指にむかって伸びる線です。
中指は自分探求のパワーを受けるエネルギーラインですから、そこに発現する自分探求線なわけです。
この線は下から上に伸びると読みます。
精神的、つまり心の奥底の可能性をこの世に発芽つまり物質化させていってるかのようです。

これは実は何も運命線と呼ばれるものだけではなくて、縦のエネルギーラインに沿って出る線はほとんどがこの流れです。
つまり精神的、つまり心の奥底の可能性をそれぞれの指のパワーを得て発芽させていってるのですね。

ですが、生命線と呼ばれる線はその逆の流れです。
その起点は親指と人差し指の中間あたりで、弧を描き精神世界、つまりあの世にむかって進みます。
一説には親指は母親、人差し指は父親を示すというのもあるので、この間に生まれ、冥府(あの世)に向かう線ということで、その人の生死をよく象徴していると。
そんなことにも感嘆してしまうのですが、いやぁ本当によくできてると思います。

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