今思うと結構すごいことがバンバン書かれてたりするんだけど、わりとカルチャーショックに近かったのが
『指は宇宙エネルギーの受信機です』
とかサラッと。
でもって、こんな感じに具体的に受け取るパワーも決まっている。
ちょっとよくわからない。
そう思ったものです、私も。
初めて読んだときは。
これは西洋手相術的な読み解きですが、ホロスコープを手のひらに観るという感じで、おそらく人間の手って宇宙に一番近くに伸ばせるのもあって、こうした思想ができたのじゃないかっていう話もあったりして妙に納得したものです。
実際、リンクすることも多いです。
ただ、そうした占星術のバックボーンがないまま初めて触れると頭の中が拒否しだそうとする人も出ると思うので、大雑把に感じられるかもですが、ちょっと私が鑑定するときのイメージを書くと、下図のように捉えています。
親指が家族や血族。
親ってぐらいですから、そうしたご先祖からのエネルギーなんかもあります。
自分の生命の源でもあるわけですね、親は。
好きとか嫌いとかと言っても、親がいて今の自分の命が存在するのです。
人差し指が社会的パワー。
人に指示するこの「指」って人差し指です。
そうしたことから指導的な要素、社会的な要素のパワーをあらわします。
中指が自己探求。
自分自身でもあり、自分を深く掘り下げるパワーだったりします。
あくまで自分自身の中に向かうパワーです。
薬指が自己実現。
自分が外の世界にむかって実現させていくパワーです。
外に他者がいて評価されることではじめて自己実現できるわけです。
こちらは自分自身の中のものを外に向けて行くパワーともいえます。
小指がコミュニケーション。
こちらは外の世界にむかって自ら関係を結んで行こうとするパワーです。
相手を認め、その状況に応じた対応をとるパワーです。
人間の一番のコミュニケーションツールは『言語』ですから、言語に関するパワーもここ。
ざっくりですが、上記のような感じのパワーが流れていて、もっと整理するなら、
・親指方面に向かって『結束していくパワー』
・小指方面に向かって『開放していくパワー』
というのが言えるんじゃないかなと。
こうした流れをなんとなくでもイメージできると、いちいち線の名称を覚えなくても、なんとなくそのエネルギーにそった線があれば、その意味することがわかったりします。
ファジーな対応といいますか、指と指の中間部分のどこの書籍にものってないような線の判断も、エネルギーの流れをイメージすることで、どういったエネルーをその線は表現しているのかが読めるようになるわけです。
まぁ、自分の手を含め、周りの身近な人の手を眺めてみてください。
手相書のようにきっちりと整理された場所に出る線のほうが少ないです。
こうした大きな整理、流れを把握することで、読み取ることのできる情報がぐーーんと増えると思います。