知能線の重要さを語る。なぜって知能線はあらゆる線とコラボするから。

手相術

「めっさ短いからあったまわるぅ!」
なんてことはありませんよ、安心してください。

知能線、流派によっては頭脳線とも呼ばれる手のひらの真ん中を横切る線。
この線は、ほんと重要、支配的な意義も持つ線で、知力・知恵・知識・直観力・才能だけでなく、性格や生活能力や運命の浮沈を表す線なんですよ。
表題にも書いたけど、本当にあらゆる線とコラボして、各々の持つ線の意味を強めたり、あるいは否定したり。
まぁ、どの線もそれだけで判断することってしないのですが、特に意識して一緒にあわせ観るのはこの知能線・・・って私の場合は、ですが。
でも、多数派だとは思います。うん。

その知能線の位置はこの図のオレンジ線を参考に。
知能線(頭脳線)の位置

なお、ちょっと注釈をいれますと、ここでいうところの知力や才能というのは、あくまでも『実社会における』知力・才能を表し、知能指数や学習能力とは別です。
特に日本の場合は暗記重点主義で点数が決まる傾向があるので、あんまり比例しないかと感じています。
机上の学問を示しているわけではない、ということですね。

なんせね、生活能力も同時に表すことを考えると、腑に落ちますね。

豆な話もついでに書くと、東洋手相術ではこの線を『人紋』とか言うんですよ。
この人紋は、その人の賢愚と貧富があらわれる紋として解説されています。
また同時に、その本人の生活環境や、対人運が示される線とも。
その人そのものの在り方を示すものだということですね。

でね、やっぱりこの知能線を最も重要な線として捉えている手相家の方は多いわけで。
考えてみると確かに実社会における知力や才能、また対人運というものは、その人の運不運を決める大きな要素ですから、重要視して当然だよ!なんて思います。

重要視される知能線(頭脳線)

だから何度も書いてうざいって思われるかもしれませんが、他の線がいかに弱くとも、また、良くない意味の相を持っていても、この知能線(頭脳線)が、良いものであれば、それらの欠点を補って成功へと導くほどのパワーがあるんです。

知能線によって、その知性・才能・生活環境・運命のあり方を見るには、その線がどこから起こるか(起点)、どこに向かっているかを知り、その上に、線自体の状態を見るのがポイント。

知能線は樹木のように本来の位置を変えることはありませんが、そこから出る枝葉の支線は、新たに出たり、伸びたりと、絶えず変化する線でもあります。
これは本当にびっくりするぐらい。

その変化は運勢の変化に伴うものですから、よくよく注意してその様子を見て取る必要があります。
そんなこと考えると、主治医・・・とかいう大げさなものではなく、ある程度信頼できる手相家の方に継続して観てもらうのもよいかと思います。

知能線は羅針盤における針

最後に、有名な手相家キローの『手の言葉』より、知能線についての記述を引用していったん記事を終えます。
結構示唆に富んでいますよ。
これは鑑定する側の人に向けた提言ともとれますね。

私はすべての仕事において、知能線を手の中に見出すことのできる最も重要な印と見ています。

知能線は羅針盤における針のようなものです。
知能線における知識を欠いては、『問題の方向性』を把握することは不可能であります。

私がほかの何よりこの点の理解を欠いたのが原因で判断を誤ったケースを多く見てきたため、このことが言えるのです。

たとえば、多くの手相を学んでいる方たちが、ほかのさまざまな線で与えられた成功の約束に対して矛盾する、弱々しく、頼りなく刻まれた知能線を見落として、一見よく見える、良い形の太陽線につい注意を払いすぎてしまうという誤りを見てきたのです。

もしこの反対に、その学生が最初からそういった知能線に気づくのであるならば、彼は、成功の約束は知性や知能によって裏づけられていないという、テーマを語ることができたと考えています。

赤字は私の勝手なチェックですが・・・本当に重要かと思います。

タイトルとURLをコピーしました